新春特番。

普段私はあまりテレビを見ない。部屋にテレビはあるのだが、去年引っ越したときからアンテナに繋いでいない位である。
晦日から正月にかけてテレビ界は特番に続く特番で、視聴率を競った特番合戦である。そんな新春特番の中で、珍しくひとつだけビデオ録画して観た。テレビ朝日系で放送されている人気番組「朝まで生テレビ! 恒例・元旦スペシャル」である。なにげに私は朝生大好きっ子なのだ。
今回のテーマは「激論!拉致問題北朝鮮・中国・アメリカ 〜“定年”を迎える戦後民主主義〜」。様々な思想信条を持つ16人の論客が対北・対中・対米、日本の在り方について交える論議だったが、どうも常識的というか妥当な結論。姜尚中氏はかなり頑張っていたものの、保守陣営には飛躍し過ぎだと揶揄されるばかり。行き詰っている今だからこそ、飛躍が必要なのではないだろうか。保守陣営の牙城は堅固だったのが印象的。それにしても社民党党首・福島みづほ女史は激しく的外れな発言で失笑を買うばかり。みづほちゃんの発言が今年の初笑いである。小林よしのり氏の“わしイズム”全開な発言は左右両派からも一目置かれていて小気味よし。個人的には、民主党枝野幸男衆議院議員宮崎哲弥氏にもう少し発言の機会が欲しかった。
今回は5時間の長丁場であったが、まだまだ議論は尽きず。特に最後に触れられた今後の日本については、もっともっと時間を割いて論じて欲しかった。もう少し絞られた人数で、それぞれのテーマについて今後改めて激論!を交わして頂きたいものだ。