book

活字中毒。

最近、文を書くことにどうも気分が乗らない。 まぁ、ネカマの日々でしかないのでネタも無いのだが、書くということは無から有を生み出すことでもあったりするので言い訳っちゃ言い訳なんだけど。 そもそも、この原因は日常生活での活字離れなんじゃないかと…

二冊目は「孔子暗黒伝」。

孔子と老子、仏陀に導かれたハリ・ハラの冒険を通して、仏教・ヒンドゥー教・古事記とアジア全体を縫い合わせ東洋思想の真理を探究するヒッピーカルチャーの徒花的作品。 ありえない設定の神話的世界観に圧倒されながらページを捲る手は止まらず。久々会心の…

一冊目は「マンガ金正日入門−拉致国家北朝鮮の真実」。

太陽政策下の韓国で発禁処分となり、昨年日本で出版されてお茶の間ワイドショーの延長線上的に話題となった反・金正日体制漫画。 狡猾な謀略と凄惨な粛清による権力闘争の末に築かれた、金日成・金正日親子の絶対的独裁体制の成り立ちを北朝鮮の歴史を紐解き…

第132回直木賞・芥川賞受賞作品発表。

直木賞は角田光代氏「対岸の彼女」。 正直、この人にあまり興味が無いのでどうでもいい。 気になるのは「グランド・フィナーレ」で芥川賞を受賞した阿部和重氏である。 所謂J文学と呼ばれることの多い阿部氏の作品に10代後半に触れて以来、阿部作品独特の…

「ネオコンの論理―アメリカ新保守主義の世界戦略」読了。

チェイニー、ラムズフェルド、アーミテージ、ウォルフォウィッツなど、アメリカ現ブッシュ政権強硬路線の閣僚達が発起人として名を連ねるシンク・タンク「PNAC」(アメリカ新世紀プロジェクト)の理事である著者による論文に加筆された本作。原題は「楽園と…

「アフターダーク」読了。

冒頭から読者はカメラのような視点となって、物語を俯瞰する。そこは夜の街。 深遠なる闇に世界が覆われたとき、そこに佇んで偶然に交錯する登場人物たちの内なる闇が漏れ出す。闇と闇が惹かれ合い、一瞬混ざり合う。闇の世界が徐々に白み始める頃、またそれ…

「人間コク宝」読了。

SHIBAD君からお借りした「人間コク宝」を一気に読了。うーん、濃厚。 芸能界というアンタッチャブルな業界に潜む、錚々たるアウトロー達のインタビューを纏めた一冊。本人よりもその人に詳しいとまで言わしめるタレント本評論家・プロインタビュアー・吉田豪…

「好きか、嫌いか―松本人志の二元論」読了。

買ってから読了するまでにかなりの時間がかかった。 松本氏の好き嫌いについて語られているだけのファン本かと思っていたのだが、あとがきに心を奪われた。 さて連載のテーマを「好きか嫌いか」にした理由ですが、最近みんなが「微妙…」と表現することが、ず…

「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」読了。

昨日のゼミ参加後に、真っ先に読みたくなったので帰宅途中に購入。一気に読了してしまった。 この本のタイトルがとても気になっていて、半年くらい前から読んでみたいと思っていたのだがなかなか触手を伸ばせずにいた。 森達也氏と言えば、オウム真理教を被…

ブックオフ再び。

本日15時起床。最近の体調の悪さはなんなのだろうか。起きているのに動き出せない。 なかなか動き出せずに、結局今日も遅刻。19時30分から8時まで、12時間30分ネカマ。 ネカマ、ネカマ、ネカマ・・・このループの毎日はいつまで続くのやら。しか…

「鋼の錬金術師 /9巻」読了。

今回も抜群のクオリティのハガレン最新刊。 前巻のほんわかした空気は一変、ハガレンの持ち味であるスピード感と緊迫感溢れるストーリー展開に萌え。 マスタング大佐を中心に秘密裏に動きだした軍部。ヒューズ准将の死を知ったエドとアル。それぞれの想いが…

「電車男」読了。

感想から言うと、激しくオモロ。 掲示板のカキコがそのまま使われており、一見したときにはこの書式で果たしてハマれるのか疑問であったのだが、実際読み進めるとあっという間に引き込まれている自分がいた。 2ちゃんねると言うと、諧謔と嘲笑と悪意が渦巻…

ブックオフ漁。

本日12時起床。抜けるような青空の祝日。今日は勤労感謝の日。休日特有ののんびりとした空気感に気も緩み、ついつい読書に耽ってしまって今日も遅刻。 1時間遅刻で16時から3時まで11時間ネカマ。 今日は嬉しい週払いデー!7日間無休で働いたものの…

「富士山」読了。

敬愛する田口ランディ女史による、富士山をテーマにした4編からなる短編集。直木賞候補作品。 以前にランディさんの著作について書いた時にも触れたことなのだが、今回の主人公達も、この社会に疲弊したもの特有の闇を背負っている。その一方で、この社会の…